2月
13

日本の首相はキラー・カーンという名のイスラム教徒である

posted on 2月 13th 2011 in インド with 0 Comments

2週間、再びインドに行っていた。

 

一昨年から、アーメダバードという中都市からさらに車で一時間ほど走った、カロールという名の村を訪れている。

インドに来る時はいつもここに来て、ラオさんという一家の家にお世話になっている。

 

詳しい話は別の機会にするとして、滞在中のある日、一家のお母さんに「日本の大統領は誰?」と聞かれた。

「日本に大統領はいないけど、首相はカンという人だよ。」と答えると、意外にも「日本の首相はイスラム教徒なの?」という質問が返ってきた。

カンという名前がイスラムに多いカーンという姓だと思ったようだ。

 

瞬間、僕の想像の翼は飛躍して、諸大臣を引き連れて首相公邸の階段の先頭に立つキラー・カーンをイメージしてしまった。

周囲が燕尾服で固めている中心で、ハゲ頭に赤いモンゴル帽をのせているキラー・カーン。

万が一、実現するようなことがあったら、停滞した日本の政治を劇的に変えることができるのだろうか?

良くも悪くも相当パンチの効いた首相になることは間違いない。

どうでもいいことなんだけど。

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石川拓也 写真家 2016年8月より高知県土佐町に在住。土佐町のウェブサイト「とさちょうものがたり」編集長。https://tosacho.com/