2月
13
日本の首相はキラー・カーンという名のイスラム教徒である
2週間、再びインドに行っていた。
一昨年から、アーメダバードという中都市からさらに車で一時間ほど走った、カロールという名の村を訪れている。
インドに来る時はいつもここに来て、ラオさんという一家の家にお世話になっている。
詳しい話は別の機会にするとして、滞在中のある日、一家のお母さんに「日本の大統領は誰?」と聞かれた。
「日本に大統領はいないけど、首相はカンという人だよ。」と答えると、意外にも「日本の首相はイスラム教徒なの?」という質問が返ってきた。
カンという名前がイスラムに多いカーンという姓だと思ったようだ。
瞬間、僕の想像の翼は飛躍して、諸大臣を引き連れて首相公邸の階段の先頭に立つキラー・カーンをイメージしてしまった。
周囲が燕尾服で固めている中心で、ハゲ頭に赤いモンゴル帽をのせているキラー・カーン。
万が一、実現するようなことがあったら、停滞した日本の政治を劇的に変えることができるのだろうか?
良くも悪くも相当パンチの効いた首相になることは間違いない。
どうでもいいことなんだけど。