7月
09

おおざっぱな性格が漬ける梅干し

posted on 7月 9th 2011 in 毒にも薬にもならない with 0 Comments

ここ数年、梅雨に入るとスーパーに並ぶ梅が気になり始める。

 

大量に入手して、その後1年分の梅干しを漬けるためだ。

3年前に初めて漬けてみた時は、おおざっぱというか雑な性格が災いして塩を入れすぎ、梅干し単体では食べられないほどしょっぱいものになってしまった。

それでも料理の味付けに使っているうちに半年ほどで完食した。

 

翌年はその経験から学習するはずだったのだが、なぜだか梅と塩を前にするときっちり分量を量る気が失せ、またもや目分量で漬けてしまった。

 

ただやはり前回のしょっぱさは舌に残っていたようで、本能的に塩を少なくしたおかげで、梅干しらしい塩辛さのものができた。

大量に漬けたつもりだったが一年も持たずにこの年も食べ切った。

そして今年、南高梅が不作、出も遅かったのでつい数日前に漬けることになった。

なんとなくおおざっぱに塩の量も計算した。買って来た梅がこれ以上ないくらいに完熟だったので、漬けて3、4日しか経っていないがもうほぼ全て梅酢に浸っている。

1ヶ月ほどしたら晴れの日に干し、水分を飛ばしたら立派な梅干しになる。

どこで売っている梅干しよりもうまい、と勝手に期待している。

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石川拓也 写真家 2016年8月より高知県土佐町に在住。土佐町のウェブサイト「とさちょうものがたり」編集長。https://tosacho.com/