1月
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村人全員が陶芸家! | プリーの陶芸村
ベンガル湾沿いにあるオリッサ州プリーは、ヒンドゥー教の4大聖地のひとつです。
ジャガンナートという神様を祀るジャガンナート寺院があり、インド中から巡礼者がやって来ます。
この広大なインドで、しかも町を歩けば5分に1回は寺院に当たるというようなこの国で、寺院ベスト4に入るというのは相当なことでしょう。
当然この小さな田舎町プリーはこのジャガンナート寺院を中心に廻っており、巡礼客のためのホテルやレストランが数多くあります。
そして寺院から4kmほどの距離に、陶芸家ばかりが住む陶芸村があります。
これももちろんジャガンナート寺院があるからこそ。
つまり、
1, ヒンドゥの巡礼者は、寺院に巡礼するからには神に捧げる供物を持って行きたい。
2, 供物は果物や穀物や水などなど。
3, 供物を運ぶには、それを入れる壺や皿などが必要。
4, ということは陶器が必要。
5, しかも膨大な数の巡礼者がここを訪れるので、膨大な数の陶器が必要。
6, 親から子へ、子から孫へを数百年繰り返し(寺院の建設は12世紀)、一村全体が陶器を作る村、完成。
この村で作っているものは全て釉薬などを使用しない、素焼きの陶器です。手動でろくろを回してから、素早く形を整えます。
どの家も軒先で焼成前の陶器を乾かしています。
「泥をこねる」が大切なのはどこの国の陶芸も同じ
1分ほどでひとつ完成
女性陣も仕事中
陶製の馬も供物になります
窯で焼きます
焼き上がった後の釜
村の子供達。下校中!