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ガンディーの部屋 | Gandhi’s Room

posted on 2月 3rd 2014 in インド with 0 Comments

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My notion of democracy is that under it the weakest shall have the same opportunities as the strongest…no country in the world today show any but patronizing regard for the weak. Western democracy, as it functions today, is diluted fascism. True democracy cannot be worked by twenty men sitting at the center. It has to be worked from below, by the people of every village.   –  Gandhi 

私が考える民主主義は、最も弱きものが最も強きものと同等の機会を持つ世界だ。現代の世界ではどこの国でも弱きものに対して傲慢な見解を持っている。今日機能している西欧の民主主義は薄められたファシズムだ。真の民主主義は中心に座る20人によって運営されるものではなく、もっと下からの、全ての村人によって運営されるべきものなのだ。 ガンディー

 

グジャラート州はガンディーの出身地です。

アーメダバードにはガンディーが住居としていた「ガンディー・アシュラム」がかつてあり、現在ではガンディー記念館になっています。「アシュラム」(Ashram)は「修行のための庵」という意味のヒンドゥ語。それが英語に輸出され「コミューン」のような意味になっているようです。

ガンディーが南アフリカから帰国して、インド人差別の撤廃とイギリスからの独立のための闘いを始めたのもアーメダバード。塩にかけられた重税に抗議して南グジャラートのダンディ海岸まで300km以上徒歩で行進(塩の行進、the Salt Satyagraha)を行いましたが、そのスタートはアーメダバードでした。

近年何度もアーメダバードに来ているのも関わらず、ガンディー・アシュラムは今回が初めてでした。非常に見る価値のある場所だと思いますが、連れて行ってくれたバーラット(クルッティのお父さん)の友人がどういうわけか類を見ない指示魔で、「あれを撮れこれを撮れ」「そうじゃない、アングルはこう撮れ」と隣でディレクションし続けるので最後まで調子出ず。

しまいには「あの女性たちは日本人だから話しかけろ」(どうみても白人、実際にはオーストラリア人)、「彼女たちと一緒におれの写真を撮れ」と訳の分からない展開に。

次回があればひとりで行きます。

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問題の写真(両端のお二人すいません)

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石川拓也 写真家 2016年8月より高知県土佐町に在住。土佐町のウェブサイト「とさちょうものがたり」編集長。https://tosacho.com/

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