12月
08

新幹線、インド走るってよ

posted on 12月 8th 2015 in インド with 1 Comments

今日目に飛び込んできたニュース。

インド、新幹線を採用 首脳会談で合意へ  :日本経済新聞

 

 

 

 

なんかすごく納得してしまいました。というより、やっと決まったか、といった印象ですかね。

というのも「日本の新幹線」ってインド人は大好き。なぜかインド人は日本=新幹線というように、新幹線のことはよく知っています。

初対面の人でも、僕が日本人だとわかると「日本のBullet Train はすごいんだってな!」なんて話してきます。

Bullet Trainは弾丸列車、つまり新幹線ですね。

その後同じ人が「日本人ならカンフーできるよな?」なんて言ってきてガクっとしたりするんですが、とにかくまったく日本を訪れたことのない人でも、時速270/kmで電車が走るってことは知っていて、なおかつただならぬ興味を持っているようです。

理由はわかりませんがインドではこの新幹線についての知識は都市伝説のように広まっていて、ほとんど誰もが知っている、といったレベル。

あ、都市伝説というより一般常識ですかね。

 

スクリーンショット 2015-12-08 12.44.55

ムンバイ〜アーメダバード(アフマダーバード)

 

まずムンバイとアーメダバードの間に導入していくようなんですが、この路線、僕も何度も電車で移動したことがあります。

牧歌的な風景の中を比較的ゆっくり進む路線です。

というか、インドの電車はどれもがゆっくり。

線路に牛が入ったとかそんな理由でしばしば停車しますし、予定通りに出発もしない。

予定の時間にホームで待っていても、3時間、4時間と遅れることはざらにあります。

もう電車とはそういうものだと思うしかないんですね。

 

アーメダバードはグジャラート州の主要都市であり、もう何年も前から僕が繰り返し友人に会いに訪れる場所です。

そしてグジャラートというのはインドの中でも屈指の裕福な州。

なので街中も比較的きれいですし、タクシーや客引きなんかも比較的マイルド。

アーメダバード駅前をスーツケースをガラガラ引いて歩いていたんですが、タクシーの一台にも声をかけられなかったことに逆に驚きました。

タクシーは周りにたくさんいるんですよ。他の都市だとタクシーの運ちゃんたちが我先にと集まってくるし、集まってくるのがインドの中ではふつうなんですが、そういう意味ではアーメダバードはのんびりしています。

インド初心者はもしかしたらアーメダバードから旅をするといいかもしれません。

話はだいぶ脱線しますが、逆に客引きが「きつい」場所はというと、ナンバー1はダントツでアーグラーだと言われています。

アーグラーはタージマハールがあることで有名な観光地です。

ここの客引きは強引でしつこいってことで本当に悪名高い。

観光客を見つけるやいなや集まってきて、モノを売りつけようとする者やホテルに連れて行こうとする者、勝手に荷物を預かってガイドし始めたりするツワモノまでいます。

そういった人たち(ハスラーと英語では呼びます)が、いくら要らないとこちらが言っても延々と引き下がらない。

タージマハールは、訪れて後悔しない場所だと誰もが言いますが、そこにたどり着くまでにヘトヘトになるよ、とも誰もが言います。

それもまたインドといえばインドなのですが。

 

新幹線に話を戻すと、まずムンバイとアーメダバード間を結ぶというのは、やはりビジネスマンの移動が非常に多い路線であるということが理由です。

それともう一つ理由があって、現在のナレンドラ・モディ首相の出身地がここグジャラートなんです。

モディ首相は首相の座に着く前はグジャラートの州知事を長年していました。そういったことも陰に陽に影響していることと思われます。モディ首相は非常な親日家で、首相に就任してからすでに数回、訪日しています。

 

インドは日本の原発も導入するというニュースもありますね。

しかもそれは万一事故が起きた場合の補償つき。

つまり事故の場合は日本の税金から保障するという契約になっているらしく、背筋が非常に冷たくなります。

そんなこととは違い、新幹線のニュースは非常に夢のあるうれしい話だと思います。

もしかしたら数年後にはインド中の町が、時速300キロで走行するBullet Trainによって結ばれているかもしれません。

日本の何倍もの国土を持つインドですから、これは相当なやりがいのある事業になるでしょうね。

でもそんなに急いで行かなきゃいけないところって、実はそれほどないんですけどね。

そうやって少しずつインド社会が高速化、効率化することで、インドが古来から培ってきたインドらしい「アクの強さ」が薄まってしまうとしたら、それはそれで残念でもあります。

均質化という名のインド・グローバリズムの幕開けにならないように祈っています。

 

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写真家 ニューヨークの街角に建つニューススタンドを1996年〜2004年まで撮影した写真集「Rao's Newsstand」を発表。ウェブサイトBus me too.Graphicsにて販売中。  

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