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ベーシックインカムは生き方への問いである

posted on 2月 3rd 2016 in 未来の話 with 0 Comments

この前書いたみんなにお金を配る国の続きです。

 

どうやらフィンランドに関してのニュースは誤報だったようで、正確には「ベーシックインカム導入への議論が始まった」といったところらしい。

ただこれでも人類史上の大きな一歩です。




そうすると現実的にはオランダのユートレヒトが実験的に導入するのが一番早いのかもしれない。

マリファナ・覚せい剤の件しかり、「オランダは人類の先頭に立っている」と思っている僕は間違っていないんじゃないかと改めて思います。

 

*よく知られているようにオランダではマリファナが合法で、街中にはふつうに販売店があります。現地の人はコーヒーを買うようにマリファナを買っています。近年、世界的にマリファナを合法にしようという動きが加速しつつある先鞭だったと思います。**薬物中毒者には行政が一定量の薬物を配っているそうです。薬物目当ての犯罪が激減したそうです。オランダなら清原も逮捕されなかったかもしれない…。

 

それから3日前、「清原逮捕」のニュースより前に入ってきたのは「スイスでのベーシックインカム開始か?」というもの。

 

スイス、世界で初めてのベーシックインカム導入国民投票へ
今年の夏、スイスでは「ベーシックインカム制度」の実現に向け国民投票が行われる予定だ。 …
 

人口800万人のスイスで、世界初のベーシックインカム制度を始めるんではないかというニュース。ちなみに月額30万円(2500フラン)を全国民に支給しようとしているらしい。まじかよ〜!!

現在は是非を問う国民投票が、夏に行われることが決まったという段階。

実現までにはまだまだ超えなければならないハードルはいくつもありそうです。

 

そもそもベーシックインカムが施行され、国が国民全員に一定額のお金を無条件に支給された時、人間は一体どうなるのか?

働かなくなるのか?

人類史上稀に見るほどの怠惰な動物になり下がるのか?

それとも下の言葉のような世の中が実現するか?

 

ベーシックインカムの導入によって、人は目先の生活の必要から少し離れて、自分が社会のために何ができるのかを見つめて、そのために生きていくことができる      ーなぜ今ベーシックインカムなのか

 

興味は尽きないし、そうなった世の中を見てみたいと思う。

 

スイス!

東京都より人口の少ない国。昔から独自の道を行く国だというのは知っていたけども。

この新しい実験、ぜひ国を挙げて成功してほしいと応援している。

スイスに僕の応援もなにも必要ないとは思うんだけどね。

 

 

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石川拓也 写真家 2016年8月より高知県土佐町に在住。土佐町のウェブサイト「とさちょうものがたり」編集長。https://tosacho.com/

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