ヴィシュヌ神のアヴァターラ | インドの神さまのコスプレ体質 その3
「ヴィシュヌ神のアヴァターラ | インドの神さまのコスプレ体質 その2」の続きです。
7, ラーマ
真打登場。
7番目のラーマは次のクリシュナと1、2を争う大人気キャラである。
ラーマは王子さま。
インドでは、この人と伴侶のシーター姫、弟ラクシュマナの3人の冒険物語が「ラーマーヤナ」という長大な神話となっている。
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本文を読む「ヴィシュヌ神のアヴァターラ | インドの神さまのコスプレ体質 その2」の続きです。
7, ラーマ
真打登場。
7番目のラーマは次のクリシュナと1、2を争う大人気キャラである。
ラーマは王子さま。
インドでは、この人と伴侶のシーター姫、弟ラクシュマナの3人の冒険物語が「ラーマーヤナ」という長大な神話となっている。
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本文を読むついこの間こんなものを書いたのだが。
* * *
ヒンドゥ教の聖典「バガヴァッド・ギーター」において、御者のクリシュナとして姿を現わす存在は、実はヒンドゥの神ヴィシュヌだった。
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本文を読む僕の家の近所には、寅さんが産湯を使った帝釈天がある。
初詣にはよほどの事情がない限りここに行くことにしているのだが、インドに何度も行っているうちに、帝釈天は元々インドの神様だったということを知った。
インドラという、初期ヒンズー教ではそれはそれは偉い神様なのだそうだ。
雷の神様でもある。
他にもそんなパターンがあるのかも、なんて調べてみると芋づる式にぞろぞろ出てくる。
だいたい○○天という名前がついている神の発祥はインドと考えても良いぐらいだ。
ラクシュミーという手から金貨を出しているありがたい神様は日本に渡って吉祥天になった。
琵琶のような楽器を弾いているサラスヴァティーは弁財天に、スカンダというシヴァの息子は韋駄天になって日本のあちこちに祀られている。
シヴァだって大黒天に姿を変えて七福神のひとりになった。シヴァの別名であるマハーカーラ(マハー=大きい、カーラ=黒)からそうなったのだ。
* * *
お寺でちょっとお参りするとか、お正月に家族そろって初詣なんていうときに、日本人は知ってか知らずか日本化したヒンズーの神様を拝んでいることになる。
日本の歴史の中で仏教が日本人の生活様式や精神性に大きな影響を与えてきて、そしてその仏教はヒンズー教の前身であるバラモン教を母体にして生まれてきたのだから、実はこれは当然と言えば当然のことなのだ。
今でも七福神巡りをしたり護摩を焚く日本人のことを「隠れヒンズー教徒」と呼ぶ人もいるぐらいだ。
* * *
そういえばもうひとりヤマというヒンズー教の神。
死や時間を司る恐ろしいこの神は、日本に入って閻魔大王になった。ヤマ=閻魔である。
そしてそれが後々ドラゴンボールで悟空の世話を焼くエンマ様になって日本の子供たちを毎週ワクワクさせて、それが世界に輸出されて世界中の子供たちをワクワクさせているのだから、世界は不思議な縁でつながっているのだ。
そもそも西遊記が中国のお坊さんがガンダーラ(古代インド)へ経典を探しに旅に出るという話なのだから、それをベースに描かれたドラゴンボールが、実はインド発祥だったと言ってもそれは決して言い過ぎでもなんでもないのである。
と、一瞬だけ思ったのだが、やっぱりそれは言い過ぎか。
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