12月
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田野屋塩二郎さんのこと

posted on 12月 2nd 2014 in 由布院・高知・淡路島 with 0 Comments

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今回の高知行の目的のひとつ、田野屋塩二郎さんの塩工房を訪問。

塩二郎(えんじろう)さんは太陽結晶塩という、天日によるこだわりぬいた塩の職人で、その言葉のひとつひとつに塩に対する強い愛情が感じられ、あまり塩の製造のことをちゃんと考えたことのなかった塩素人の僕にとっては大きな刺激となりました。

良い塩を作るには海水だけではだめで、雨が降った後、川水が山のミネラルを含みながら海に注ぎ込む、その混じり合ったところが最もおいしい塩に適していることだとか、

海水から塩が結晶していくまで数ヶ月かかるその工程の中で、毎日面倒をみ、様子を観察しながら手を入れていくその様子は、ご本人の言葉で「娘を育てている」というのが本当にしっくりきます。

今回初めて知ったのは、塩は夜間に寝て、朝起きるそうです。まさに生き物を育てることと同じです。

We visited Salt Workshop of Enjiro, Kochi.
Enjiro is a real artisan of sun-dried salt. He talks, watches, takes great care of salt with so much love everyday. It’s just like raising his children. Actually he said salt here is his daughters.

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石川拓也 写真家 2016年8月より高知県土佐町に在住。土佐町のウェブサイト「とさちょうものがたり」編集長。https://tosacho.com/

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