Posts in the Category: インド
この文章は「僕がインドに行ったわけ 2」のつづきです。話の最初に戻るには「僕がインドに行ったわけ 0」から。
到着するとバーラットはすぐさま僕を、建設現場の隅に建てられた小屋の中へ連れて行った。
「これが完成予想図だ」
ニコニコしてバーラットが指差した先には、壁に数枚の絵が貼られている。そのどれもが数年後のこの場所に建っているであろう家のイメージを表していた。
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この文章は「神さまがくれた花 12」の続きです。
話の最初に戻るには「神さまがくれた花 1」へ。
13
3日目だ。
この旅が始まって3日目。インドに着いてから3日目。すなわち、この寺にも3回目の来訪。
やはり朝からダダとジャグネシュは、いそいそとお寺に行く準備を整えているようだ。そしてその頭数に僕も当然入っているようだ。
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この文章は「僕がインドに行ったわけ 1」のつづきです。話の最初に戻るには「僕がインドに行ったわけ 0」から。
2 建設
次にカロールに戻ったのは数ヶ月後。2010年のこと。
前回はプラカーシュに誘われるまま、特に明確な目的もないままの旅で、言ってみれば「ラオ一族親族巡り」とでも呼ぶような旅をした。その後日本に帰ってきてもしばらくは、気持ちがインドから帰って来ない。あのインドの別世界っぷりにやられてしまったようだった。
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この文章は「神さまがくれた花 10」のつづきです。
話の最初に戻るには「神さまがくれた花 1」へ。
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その僧侶は短めの自己紹介から話しはじめた。
私はインド人だがアメリカ育ちだ。ハーバード大学に進み哲学を学び、卒業した後ヒンドゥ教に人生を捧げる事を決心し、スワミナライの門をくぐったのだ。
アメリカで育つ過程で触れた文化や文明は捨て去ったのだ。流行の服、おいしい料理、酒タバコ、映画やテレビの娯楽。
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9
寺に到着すると、再び昨日と同様に席を確保し、神さまの降臨を待つわけである。
女性陣は女性用の席に、席というか地べたに座ってるだけだが、固まって待つ。どうやら神さまはもちろんのこと、弟子であるこの寺の僧侶たちは女性との接触を禁じられているようだ。僧侶と女性が話をしている姿すら見られない。
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バー(ばあちゃん)が乗車!
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翌朝、少し遅めに起きるとダダとジャグネシュはリビングでくつろいでいた。
おはよう、ジェイアンベ、ジェイスワミナライとお互い声をかけると、「10時には出発するから準備しなさい」とダダ。もう100%連れて行くつもり。これはやはり逃げられないということか。
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