マザーアース・スカイファーザー
以下は TRANSIT(トランジット)29号 美しきオセアニア にて発表した文章です。
TRANSIT(トランジット)29号 美しきオセアニア (講談社 Mook(J))
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TRANSIT(トランジット)29号 美しきオセアニア (講談社 Mook(J))
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オーストラリア大陸中心部・レッドセンターを旅する前に僕が読んだ本。(読んだ順)
posted with amazlet at 15.11.12
ブルース・チャトウィン
英治出版
売り上げランキング: 299,260
この文章は「アボリジニとオーストラリア」の続きです。
つまり担当者の言葉を平たく言うと以下のようになるだろう。
「私たちはアボリジニの文化を尊重したい。そしてその文化を内外からのお客さまに理解して味わってほしい。そのためには可能な限り本物志向(authentic)でいきたい。ディジュリドゥはもちろんアボリジニ発祥の楽器だが、沿岸部の部族が使っていた楽器で、ウルル周辺の部族は持っていなかった。そういった意味では歴史考察上、ディジュリドゥ+ウルルはこの時代の作り物(fake)になってしまう。よって、写真は撮ってもよいが発表はして欲しくない。」
わかるといえばわかるのだが、なんとなくチグハグな感触を、担当者のこの論理には感じてしまう。
身も蓋もない言い方をすれば、表に出したくない、または出せないと思うものは現地でも出さなければ良いんじゃないのかとつい思ってしまう。
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本文を読む4月の終わりなのでだいぶ前の話になってしまったが、オーストラリアに撮影に行っていた。
旅・カルチャー誌 ”TRANSIT” のオセアニア特集号の撮影で、大陸中心部のウルル(エアーズロック)周辺を約1週間かけての撮影だった。
オーストラリア、ノーザンテリトリー特別地域(州になっていないのでこういった呼称なのだという。準州とも呼ぶ)の、レッド・センターと呼ばれる大砂漠地帯。レッド・センターというのは大陸の真ん中にある「赤い」土地だから。実際この辺りは見渡す限りの赤い荒野で、完全な砂漠でもない、背の低い草木がまばらに生えた土地。土壌に多く含まれる鉄分が錆びることで、この土地が赤く見えるのだという。
この土地に住むアボリジニの文化を撮影することが今回のオーストラリア行の目的だった。
結論から言うと、アボリジニの人々、アボリジニの文化自体はさておき、それを取り囲む環境はとてもいびつに歪んだものとして僕の目には映った。
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7月31日発売の「TRANSIT」29号にて、オーストラリアど真ん中の通称レッドセンターを撮影させていただきました。
ウルル、アボリジニ、赤い大地。アボリジニとはいわゆる文明を持たない民ではなく、遥か先を歩く偉大な先達なんじゃなかろうか?そんな視点からの写真と文です。
ぜひご一読を。
TRANSIT vol.29 Japanese travell magazine feauturing Australia, NZ & Tahiti.
I photographed & texted in Red Centre, Northern Teritory in the …
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オーストラリアのノーザン・テリトリー(北部特別区と訳されるらしい)での体験をまとめる毎日を過ごしています。
これがなかなか混沌として、我ながら何が出てくるか未だにわからず面白いのです。まだまとめ始めたばかりですので、もう少し時間が必要なようです。
今回は文章も書いてます。こちらが写真よりもさらに混沌としています。正確に言えば、「混沌を混沌のまま伝えられる写真という媒体」と、「ヒトに伝えるためには相当な整理整頓を前提としている文章という媒体」の違いといった感じです。
嗚呼、目鼻立ちがつき始めるのはいつなのか、、、?
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オーストラリアの中心部に行っていました。
ノーザン・テリトリー(北部特別地域)の、レッド・センターと呼ばれる赤い荒野。その中心部にはウルル(エアーズ・ロック)があります。
オーストラリアの先住民であるアボリジニの祭りが年に一度ここで開催されており、アボリジニの持つ太古から続く文化に触れることが今回の目的でした。
媒体での発表がされるまで写真も文章もあんまりここでは出せないので、今のところはかなり控えめですが、少しずつ見たこと感じたことを書いていきたいと思います。
それにしても広かった〜。
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