6月
25
SWITCH x 二宮和也
20日発売のSWITCHで、嵐の二宮和也くんを撮影した。
京都の太秦に出かけて行き、映画「大奥」の撮影現場にお邪魔しての撮影だった。
映画の撮影がひと段落した頃、二宮くんは僕のカメラの前にやって来て、ふわりとした感じで立った。
その「ふわり」が、肩に力の入っていない自然なもので、僕はその佇まいをとても美しいと思った。
周囲の友人からは、二宮くんは「ふつうの男」を演じるのがとても上手な役者なんだ、と聞かされていた。
「ふつうの男」が上手い役者は、決してふつうの男ではない、という考えてみれば当たり前のことを改めて実感する。
以前いっしょに仕事をした映画のスタッフが、「太秦のスタッフは頑固で気難しい」と何度も言っていた。職人肌なのだろう。そんな太秦の、照明部の親分が鼻息も荒く、「ニノにはおれが(照明を)当てる!」と、僕の撮影のために照明を組んでくれた。
親分も、映画俳優としての二宮くんのこの先を、楽しみにしているに違いない。