ぜんぜん生徒がいない学校 アリススプリングス
これはオーストラリアのお話。
昨年の春(2015年4月)に訪れたノーザン・テリトリーのアリススプリングス。
広大など田舎ともいうべきノーザン・テリトリーのほぼ真ん中に位置する町アリススプリングスには、School Of The Airという名の生徒が全くいない学校がある。
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これはオーストラリアのお話。
昨年の春(2015年4月)に訪れたノーザン・テリトリーのアリススプリングス。
広大など田舎ともいうべきノーザン・テリトリーのほぼ真ん中に位置する町アリススプリングスには、School Of The Airという名の生徒が全くいない学校がある。
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以下は TRANSIT(トランジット)29号 美しきオセアニア にて発表した文章です。
TRANSIT(トランジット)29号 美しきオセアニア (講談社 Mook(J))
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つまりニコン・ウォークレイ賞というのはフォト・ジャーナリズムの賞であるがゆえに、画像修正に関しては一定の厳格なルールを持っています。
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写真とはなにか 写真家が受賞を辞退した理由 1
写真とはなにか 写真家が受賞を辞退した理由 2
昨日書いた「写真とはなにか」に対していくつか質問などいただいたので、少し詳しく書こうと思います。
Photojournalist Exits Prestigious Contest After Cloned Straw Discovered
上の写真はフォト・ジャーナリストであるDavid Caird氏が撮影したもの。
この写真を含む数枚(正確には何枚か不明ですが、複数枚のグループ写真だったようです)によって、Caird氏はオーストラリアで開催されたニコン・ウォークレイ賞という名誉ある写真コンテストのファイナリスト3人のうちの1人にノミネートされていました。
この賞はフォト・ジャーナリズム(報道写真)においてオーストラリアでは権威のあるものらしいです。僕は今回初めて知りました。
さてCaird氏がファイナリストにノミネートされた後、事件が起きます。
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今日Facebookで流れてきたニュース
オーストラリアのある写真コンテストで起きたこと。
Photojournalist Exits Prestigious Contest After Cloned Straw Discovered
3人のファイナリストのひとりの写真が問題になり落選した。
理由は、写真に写るストローを後処理で消したことが発覚したから。
フォト・ジャーナリズムのコンテストにおいてこのような後処理での画像の操作はルール違反だというのがその理由。
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オーストラリア大陸中心部・レッドセンターを旅する前に僕が読んだ本。(読んだ順)
posted with amazlet at 15.11.12
ブルース・チャトウィン
英治出版
売り上げランキング: 299,260
この文章は「アボリジニとオーストラリア」の続きです。
つまり担当者の言葉を平たく言うと以下のようになるだろう。
「私たちはアボリジニの文化を尊重したい。そしてその文化を内外からのお客さまに理解して味わってほしい。そのためには可能な限り本物志向(authentic)でいきたい。ディジュリドゥはもちろんアボリジニ発祥の楽器だが、沿岸部の部族が使っていた楽器で、ウルル周辺の部族は持っていなかった。そういった意味では歴史考察上、ディジュリドゥ+ウルルはこの時代の作り物(fake)になってしまう。よって、写真は撮ってもよいが発表はして欲しくない。」
わかるといえばわかるのだが、なんとなくチグハグな感触を、担当者のこの論理には感じてしまう。
身も蓋もない言い方をすれば、表に出したくない、または出せないと思うものは現地でも出さなければ良いんじゃないのかとつい思ってしまう。
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本文を読む4月の終わりなのでだいぶ前の話になってしまったが、オーストラリアに撮影に行っていた。
旅・カルチャー誌 ”TRANSIT” のオセアニア特集号の撮影で、大陸中心部のウルル(エアーズロック)周辺を約1週間かけての撮影だった。
オーストラリア、ノーザンテリトリー特別地域(州になっていないのでこういった呼称なのだという。準州とも呼ぶ)の、レッド・センターと呼ばれる大砂漠地帯。レッド・センターというのは大陸の真ん中にある「赤い」土地だから。実際この辺りは見渡す限りの赤い荒野で、完全な砂漠でもない、背の低い草木がまばらに生えた土地。土壌に多く含まれる鉄分が錆びることで、この土地が赤く見えるのだという。
この土地に住むアボリジニの文化を撮影することが今回のオーストラリア行の目的だった。
結論から言うと、アボリジニの人々、アボリジニの文化自体はさておき、それを取り囲む環境はとてもいびつに歪んだものとして僕の目には映った。
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7月31日発売の「TRANSIT」29号にて、オーストラリアど真ん中の通称レッドセンターを撮影させていただきました。
ウルル、アボリジニ、赤い大地。アボリジニとはいわゆる文明を持たない民ではなく、遥か先を歩く偉大な先達なんじゃなかろうか?そんな視点からの写真と文です。
ぜひご一読を。
TRANSIT vol.29 Japanese travell magazine feauturing Australia, NZ & Tahiti.
I photographed & texted in Red Centre, Northern Teritory in the …
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オーストラリアのノーザン・テリトリー(北部特別区と訳されるらしい)での体験をまとめる毎日を過ごしています。
これがなかなか混沌として、我ながら何が出てくるか未だにわからず面白いのです。まだまとめ始めたばかりですので、もう少し時間が必要なようです。
今回は文章も書いてます。こちらが写真よりもさらに混沌としています。正確に言えば、「混沌を混沌のまま伝えられる写真という媒体」と、「ヒトに伝えるためには相当な整理整頓を前提としている文章という媒体」の違いといった感じです。
嗚呼、目鼻立ちがつき始めるのはいつなのか、、、?
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