僕がインドに行ったわけ 3
この文章は「僕がインドに行ったわけ 2」のつづきです。話の最初に戻るには「僕がインドに行ったわけ 0」から。
到着するとバーラットはすぐさま僕を、建設現場の隅に建てられた小屋の中へ連れて行った。
「これが完成予想図だ」
ニコニコしてバーラットが指差した先には、壁に数枚の絵が貼られている。そのどれもが数年後のこの場所に建っているであろう家のイメージを表していた。
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この文章は「僕がインドに行ったわけ 2」のつづきです。話の最初に戻るには「僕がインドに行ったわけ 0」から。
到着するとバーラットはすぐさま僕を、建設現場の隅に建てられた小屋の中へ連れて行った。
「これが完成予想図だ」
ニコニコしてバーラットが指差した先には、壁に数枚の絵が貼られている。そのどれもが数年後のこの場所に建っているであろう家のイメージを表していた。
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この文章は「僕がインドに行ったわけ 1」のつづきです。話の最初に戻るには「僕がインドに行ったわけ 0」から。
2 建設
次にカロールに戻ったのは数ヶ月後。2010年のこと。
前回はプラカーシュに誘われるまま、特に明確な目的もないままの旅で、言ってみれば「ラオ一族親族巡り」とでも呼ぶような旅をした。その後日本に帰ってきてもしばらくは、気持ちがインドから帰って来ない。あのインドの別世界っぷりにやられてしまったようだった。
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この文章は「僕がインドに行ったわけ 0」のつづきです。
1 バーラット
まず場所をきちんと書こう。
西インド。デリーとムンバイのちょうど中間ぐらいに、グジャラートという州がある。
もうお隣はパキスタンで、かのガンディーの出身地としても有名だ。この州のもっとも大きな都市はアーメダバードという名の街。アフマダーバードとも表記するが、インド人の発音を聞くとどうしてもアフマダーバードとは聞こえない。
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インド人は自分の家屋に名前を付けて住むことが多いそうで、クルッティ・ラオ一家の家(中央)は「ラメーシュト」と命名されています。これは猿の姿をした神様「ハヌマーン」の別名だそう。上が現在の「ラメーシュト」。下はクルッティの結婚式の夜のラメーシュト。どちらも建設中の同じビルの屋上から撮影したもの。そして下が2011年末のラメーシュト。「バストゥ・プジャン」という落成の儀式にお呼ばれして行きました。家の周囲にはまだ何もなく、家も9割まで完成した時点のもの。庭にはまだ芝も植えられておらず。
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本文を読むインド人の友人と一緒にいると、本当に歌と踊りが好きだな、と思います。
ちょっと人が集まって何かしらパーティになるとき。または宗教的な儀式の一部として。老若男女誰しもが本当に楽しそうに歌って踊る。若い人間だけのものではなくて、じいちゃんばあちゃんがゆらゆらとマイペースで踊っているのは特にかわいらしく、良いもんだと思います。
People in India, truly love dancing and singing.
In a kind of frank party, or as a part of religious ritual. …
本文を読むメンディ(ヘンナ)で飾られた花嫁クルッティの手足。
親族の女性陣はみなさんメンディで模様をつけるのですが(そのためのメンディ・アーティストがムンバイから呼ばれる)、親族は手首ぐらいまでのシンプルなもの。
花嫁とその母親は両腕両足すごい勢いで描いてもらいます。メンディ・アーティストもこの2人が一番の山場なので気合い入ってます。
Kruti’s hands and feet, decorated with Mehndi(henna).
Only the bride and her mother of the day decorate with henna onto their …
本文を読むカロールを離れ、ジャイプールに来ています。久々のひとり旅。
I left Kalol for a while and moved to the pink city Jaipur.
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毎日の昼夜逆転生活と朝方まで続く儀式やパーティーで、家族親戚一同ヘトヘトな状態です。
こちらは昨夜の花嫁クルッティの写真。きれいじゃないですか?
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LEICA M6 in INDIA
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